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スタッフブログ

交通事故にあった場合の慰謝料について

交通事故に遭った場合、被害者は精神的な苦痛や身体的な負傷に対する賠償を受ける権利があります。その際、治療を受けた医療機関や通院状況によって慰謝料の額が決まりますが、整骨院での通院も慰謝料の対象となるかどうかは、被害者の不安材料の一つです。本記事では、整骨院での治療がどのように慰謝料に影響するのか、保険会社が不満に思わない形でわかりやすく解説します。

1. 交通事故の慰謝料とは?

交通事故の慰謝料は、被害者が受けた精神的および身体的苦痛に対して支払われる賠償金の一種です。具体的には、負傷やそれに伴う治療のための通院に対して支払われます。慰謝料の額は主に以下の基準によって決まります:

  • 自賠責保険基準:自賠責保険は、最低限の補償を提供するためのもので、慰謝料の算定基準も低めに設定されています。
  • 任意保険基準:各保険会社が定める基準で、自賠責よりもやや高めの金額が設定されることが一般的です。
  • 裁判基準:裁判所が慰謝料を算定する際に用いる基準で、最も高額になることが多いです。

2. 整骨院での治療と慰謝料の関係

交通事故による怪我の治療で整骨院に通うケースは多く、保険会社にもその妥当性を認めてもらうことが重要です。整骨院での治療が慰謝料の対象となるためには、次のような条件が考慮されます。

  • 医師の診断書が必須
    整骨院での治療が適切であると認められるには、まず医師の診断書が必要です。診断書がない状態で整骨院に直接通い始めると、保険会社がその治療の必要性を認めず、治療費や慰謝料が支払われないことがあります。交通事故後はまず病院で検査を受け、医師に整骨院での治療が必要かどうかを判断してもらうことが重要です。

  • 整骨院での治療の必要性
    医師が推奨した場合、整骨院での治療も適切な医療行為として保険会社に認められます。整骨院では、捻挫や打撲、むち打ちなどの筋肉や関節の痛み、可動域の制限に対しての治療が行われますが、これが「事故による怪我」として認められれば、保険会社も対応してくれる可能性が高くなります。

3. 慰謝料の計算方法と通院日数の重要性

慰謝料は、基本的に通院日数に基づいて算定されます。整骨院への通院が保険会社に認められれば、通院日数に応じて慰謝料が支払われます。一般的な算定方法は以下の通りです。

  • 慰謝料の計算式
    自賠責保険基準では、1日あたりの慰謝料は4,300円程度が設定されています。また、任意保険基準や裁判基準では、これよりも高い慰謝料が支払われることが多いです。慰謝料の計算には、実際に通院した日数のほか、「治療期間×2」で計算されるケースもあります。例えば、通院日数が50日で治療期間が100日の場合、保険会社によっては治療期間の2倍の100日を通院日数として慰謝料を算定することもあります。

4. 保険会社との円滑なコミュニケーションが重要

整骨院での治療が適切であることを証明するために、保険会社とのコミュニケーションが非常に大切です。以下のポイントを押さえておくことで、トラブルを避けることができます。

  • 整形外科を受診する
    整骨院での治療を始める前に、必ず医師の診察を受けましょう。病院での診断書を取得しておくことで、整骨院での治療が事故による怪我に対して必要であることを証明できます。当院では提携先の整形外科と併用通院が可能になっておりますので、交通事故に遭われ、一度整骨院に受診していただき、検査をもとに整形外科への紹介状も作成いたします。

  • 定期的な通院とその記録
    通院の記録をしっかりと残すことも重要です。整骨院での治療内容や回数、経過については、適切に記録を取り、保険会社に提示できる状態にしておきましょう。また、保険会社が過剰な通院と判断しないよう、適切な頻度で治療を受けることが大切です。

  • 過剰な通院は避ける
    通院日数があまりにも多い場合、保険会社が「治療が必要以上に長引いている」と判断し、慰謝料が減額されることがあります。治療の必要性に応じた適切な通院を心がけましょう。

5. 整骨院での慰謝料を確実に受け取るためのポイント

整骨院での治療に対して適切な慰謝料を受け取るためには、以下の点に注意することが必要です。

  • 医師の診断書を必ず取得
    病院での診断書を取得し、その後整骨院での治療を医師が推奨していることを確認することが大切です。これにより、整骨院での治療が事故による負傷に対して正当なものとして認められやすくなります。

  • 治療内容を正確に記録する
    整骨院でどのような治療を受けたのか、具体的に記録を残すことで、保険会社に対する説明がスムーズになります。診断書や治療報告書があればさらに有利です。

まとめ

交通事故後、整骨院での治療が慰謝料の対象となるためには、医師の診断書や治療の正当性が重要です。適切な手続きを踏み、保険会社とのコミュニケーションを円滑に行うことで、正当な慰謝料を受け取ることが可能です。整骨院での通院に関する疑問や不安があれば、まずは病院での診断を優先し、その後、適切な対応を心がけることが大切です。

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